
管理はこまめに
熱帯魚を飼うためのコツについて紹介しましょう。
まず熱帯魚にとって最も大切なのは水です。
水の中には有害な塩素が含まれているためこれを上手く中和して、さらに温度を調整することが必要です。
最近は水質管理剤があるため、これを使えば簡単に塩素を中和することができます。
これによって魚が生きていくために最適な水質にすることが可能です。
水温についてはバケツを使ってそこにお湯を加えながら温度を調整します。
その後に水槽の中に入れればちょうど良い水温になるでしょう。
水温計を使って正確に水温を確認しましょう。
水については2週間から3週間に一度は半分くらいの水を交換するべきです。
常に水をキレイな状態に保つことによって、魚の健康状態を良好に保てます。
水質管理をするためにはヒーターやサーモスタットなどを使うのが普通です。
最近は色々な機能が一体化している機械が出ており、それを使って温度設定を行うことも可能です。
水槽の掃除については水を交換する際に行いましょう。
そのためには水槽掃除用のホースを使いましょう。
また、同時に流木を掃除したり、ガラスのコケや水草などを植え替えると良いでしょう。
掃除はこまめに行うべきなのですが、砂利をすべて出して、完璧に洗う必要はありません。
水槽の中に生息しているバクテリアまで取り除いてしまうと、逆に水が汚れやすくなります。
水の中にはろ過バクテリアと呼ばれるものがいて、目に見えない有毒な物質を栄養して無害化するため、水質管理には重要な役割を果たします。
そのため、濾過材を選ぶ時にも、バクテリアが繁殖しやすいものを選ぶべきです。
熱帯魚を飼うコツについてはこちらでも解説しています。
>>水槽|やさしい熱帯魚の飼い方
熱帯魚の注意点
熱帯魚を飼うためにはエサを与える必要があります。
エサは魚の種類や数によって利用するべきものが異なります。
基本的には少なめにエサを与えていくことが大切です。
生きているエサが一番良いのですが、それが残ってしまい魚に有害な影響を与える可能性もあります。
そのため、最初はステープルフードを与えた方が良いでしょう。
小型の魚にはブラインシュリンプを与えるのが良いでしょう。
魚は生き物であり、人間と同様に病気になる可能性があります。
魚の調子が悪い時、魚の表面に異常が見られる時には病気になっている可能性があります。
いきなり薬を与えるのではなくて、水温を上げてみたり、市販の水質調整剤を入れてみるなどして対処しましょう。
人間と同様に魚も病気から治癒するための力を備えているため、いきなり薬を使うべきではありません。
どうしても治らないならば薬を使うべきですが、それによってバクテリアが死滅してしまいます。
このように色々な注意点があるのですが、最終的には熱帯魚への愛情が最も大切です。